WoWS コラボキャラミックスボイスmod作成ツール 取扱説明書
この説明書の対象バージョン:5.0.1
目次:
- 使用許諾条件
- 概要
- 機能
- インストール
- 使い方
- 注意事項
- アンインストール
- 動作環境
- 著作権
使用許諾条件:
- このツールを構成する各ファイルの改変の有無に関係なく、またゲームの内外に関係なく、このツールまたはバッチプログラムまたはそれらで作成したmodを使用して使用者に何らかの損害が発生したとしても、作者は一切関知しません。
- このツールおよびバッチプログラムが正常に動作しない可能性はどのような環境であっても存在するため、常に正常に動作することを作者は保証しません。
- このツールおよびバッチプログラムの動作に何らかの不具合があったとしても、必ず何らかの対処を行うことを作者は保証しません。
- WoWSが更新されたことによりこのツールおよびバッチプログラムが使用できなくなったとしても、その都度更新を行うことを作者は保証しません。
- このツールおよびバッチプログラムを改変してそれを本人が使用することは差し支えありませんが、未改変のそれらの再配布、改変後のそれらの配布は禁止します。
これらの全ての条件に同意する方にのみ、このツールおよびバッチプログラムの使用を許可します。
概要:
- このツールおよびバッチプログラムは、WoWSでの他作品とのコラボレーションで実装された中から任意に選んだキャラがゲームの戦闘中にしゃべるボイスmodを作成し、WoWSのゲームクライアントにインストールすることができます。作成とインストールは同時に行われ、バッチプログラムの動作が完了すればすぐにゲームを起動してボイスmodが使用できます。
- このツールおよびバッチプログラムで作成したボイスmodはゲーム内のEscキーメニュー→設定→オーディオ→ボイスパックのプルダウンで選択できるようになります。
- このツールは、modの作成を実際に行うバッチプログラムへのオプション指定や起動をGUIによって操作できるようにしたものであり、このツールと共にインストールされるバッチプログラムを直接コマンドプロンプトで使用してmodを作成することも可能です。
対象コラボおよびキャラ:
- 蒼き鋼のアルペジオ:
イオナ(CV:渕上 舞)、タカオ(CV:沼倉愛美)、コンゴウ(CV:ゆかな)、ヒエイ(CV:M・A・O)、ハルナ(CV:山村 響)、キリシマ(ヨタロウ)(CV:内山夕実)、ミョウコウ(CV:福原綾香)、ナチ(CV:佐藤聡美)、アシガラ(CV:三森すずこ)、ハグロ(CV:五十嵐裕美)、マヤ(CV:MAKO)、ムサシ(CV:釘宮理恵)、ヤマト(CV:中原麻衣)、千早群像(CV:興津和幸)
現在、ぬいぐるみ化前のキリシマのボイスは実装されていませんので代わりにKirishima_Bear(いわゆるキリクマ:ゲーム内では「ヨタロウ」)を選んでください。
- ハイスクールフリート:
岬明乃&宗谷ましろ(CV:夏川椎菜&Lynn)、ミーナ&テア(CV:五十嵐裕美&森永千才)、納沙幸子(CV:黒瀬ゆうこ)、西崎芽依(CV:種﨑敦美)、柳原麻侖(CV:高森奈津美)、知名もえか(CV:雨宮天)
このツールおよびバッチプログラムでは猫の五十六(Isoroku)のボイスは何を言っているか分からないため全て除外してあり、ボイスmodの作成には使用できません。
- アズールレーン:
アヴローラ(CV:三宅麻理恵)、ベルファスト(CV:堀江由衣)、クリーブランド(CV:堀籠沙耶)、エンタープライズ(CV:石川由依)、ヒッパー(CV:山岡ゆり)、フッド(CV:田中敦子)、ネルソン(CV:桑原由気)、愛宕、加賀(CV:茅野愛衣)、吾妻(CV:安野希世乃)、ダンケルク(CV:原田彩楓)、モントピリア(CV:高橋李依)、ネプチューン(CV:井澤美香子)、プリンツ・オイゲン(CV:佐倉綾音)、雪風(CV:優木かな)、ボルチモア(CV:髙橋ミナミ)、逸仙(CV:浅川悠)、ジャン・バール(CV:井上麻里奈)、リットリオ(CV:伊藤静)、ローン(CV:佐藤聡美)、翔鶴(CV:種田梨沙)、ソビエツカヤ・ロシア(CV:沼倉愛美)、ニュージャージー(CV:富田美憂)、サン・ルイ(CV:瀬戸麻沙美)、ザラ(CV:種﨑敦美)、フォーミダブル(CV:釘宮理恵)、チャパエフ(CV:田澤茉純)、ビスマルク(CV:福原綾香)
- 銀河英雄伝説:
ラインハルト・フォン・ローエングラム(CV:宮野真守)、ジークフリード・キルヒアイス(CV:梅原裕一郎)、フレデリカ・グリーンヒル(CV:遠藤綾)、ダスティ・アッテンボロー(CV:石川界人)、ヤン・ウェンリー(CV:鈴村健一)
機能:
mod作成自体についての機能はバッチプログラムの取扱説明書の記載と同じく以下の通りです。
- 対象の全キャラ分の単独のボイスmodを作成できます。
- 2人~全員のキャラを選択してミックスし、ゲームの戦闘中のボイス再生のタイミングでそれらのいずれかのキャラがランダムでしゃべるボイスmodを作成できます。例えばキャラAとキャラBをミックスさせればAかBのどちらかがしゃべります。ミックスしたボイスmodはいくつでも作成できます。
- 他のプレイヤー艦からのラジオチャット(クイックコマンド)受信時にしゃべるキャラをどのようにするのかを下記から選択できます。送信時は自キャラとして選択したキャラのみがしゃべります。これはその時ツールが作成するボイスmod全てに対して共通の設定です。
- 選択した自キャラのみ(自キャラを複数選択したときはそれら全て)
- 全ての該当コラボ実装キャラ
- 全ての該当コラボ実装キャラのうち選択した自キャラ以外
- なし(受信しても一切しゃべらない)
- このツールでは効果音変更modと共存したボイスmodを作成できます。別に用意された効果音modの設定ファイルとその音声ファイルがあればそれらを統合できます。その際、その効果音mod側の設定ファイルにボイスの設定が入っていてもそれらは全て無視され、統合されません。これもその時ツールが作成するボイスmod全てに対して共通の設定です。
- 公式に販売または配布されたコラボキャラ艦長に付属しているボイスでは、一部のボイス再生イベントに未対応で無音になっていたりデフォルトの男性のボイスが流れたりします。このツールが作成するボイスmodでは、それらの未対応箇所も可能な限りそれに近い意味の別のボイスを割り当て、デフォルトのボイスが流れないように調整してあります。
また、このツールではバッチプログラムにはない以下の機能を提供します。
- バッチプログラムの実行時に指定が可能なオプション全てについてツール内でGUIによる設定が可能です。
- mod作成実行時は選択されたコラボ作品と表示言語に応じたバッチプログラムが自動で選択されます。バッチプログラム起動後は処理が完了するまで操作は不要です。
- WoWSがインストールされているフォルダの情報をあらかじめ複数登録しておくことができ、必要に応じて選択するだけでmodインストール先の指定が可能です。
- 設定した各オプション項目の内容はプロファイルとして最大10個まで保存することが可能です。保存したプロファイルはいつでも呼び出すことができます。
インストール:
以下の手順でツールを使用できる状態にします。
SetupVoiceModTool.exe
をダウンロードして実行し、指示に従って必要なファイルをインストールします。選択によってWindowsのスタートメニューとデスクトップにショートカットが自動で作成できます。
使い方:
スタートメニューまたはエクスプローラなどからmod_voice_mix_tool.exeを実行することでツールが起動します。exeファイルを直接起動しても、そのファイルへのショートカットから起動してもよいです。
- ボイスmodをインストールしたい対象のWoWSのインストールフォルダを、"選択"ボタンをクリックしてダイアログで指定するか、入力欄にフォルダのパスを入力します。その後、"追加"ボタンをクリックするとその下のリストにそのパスが追加されます。このリストで選択されているパスがmod作成時のインストール対象となります。上の入力欄に記入しただけでは対象になりません。リストから不要になったパスの登録を削除したいときは、それを選択した状態で"削除"ボタンをクリックします。
- ボイスmodを作成したいキャラの対象コラボ作品名をリストから選択します。この選択を変更するとそこから下の全ての設定項目(3~7)は初期化されます。この選択を変更せずに設定項目を初期化したいときは右にある"初期化"ボタンをクリックします。
- キャラ単独のボイスmodを作成する対象キャラを"選択"ボタンで選択できます。対象は複数選択できますが、それぞれ単独のボイスmodが作成されます。
- 2人以上のキャラをミックスしたボイスmodを作成するための設定が行えます。一度の作成の実行で複数のミックスボイスmodを作成するように設定ができます。新規追加の場合はまず"新規"ボタンをクリックして各入力欄を初期化し、設定名の入力欄に任意の名前(30文字以内、全角文字使用可)を入力して、その下の"選択"ボタンでミックスするキャラを選択します。それらが決定したら"追加"ボタンをクリックして、左にあるリストに入力した設定名が表示されることを確認してください。リストに追加した設定はそこから選択(クリック)することで再編集が可能です。編集完了の際は"書換"ボタンをクリックしてください。リストにある設定が不要となったらそれを選択してから"削除"ボタンで削除できます。
- 作成する各ボイスmod共通のラジオチャット受信時の挙動を選択します。(詳細は上記「機能」にて説明) その右の欄ではそれらの選択で対象となるキャラに個別に指名して含めたり除いたりするキャラを"選択"ボタンで選択できます。「選択した自キャラのみ」か「一切しゃべらない」を選択した場合はここで指定したキャラがしゃべるキャラの中に強制的に含め、それら以外を選択した場合はここで指定したキャラがしゃべらないように強制的に除きます。
- このチェックをオンにすると、mod作成実行時に既に同名のボイスmodがインストール先に存在しているならそれを上書きせずに別の名前でmodを作成します。
- このチェックをオンにすると、作成するボイスmodに別の効果音modを統合することができます。個別の効果音modとボイスmodは同時に使用できないため、この機能でそれが可能になります。このチェックをオンにした後に表示されるダイアログで、統合する効果音modの設定ファイルであるmod.xmlファイル、または効果音modの全てのファイルが入っているzipファイルを指定するか、入力欄にそのファイルのパスを入力してください。
- プロファイルメニューはウィンドウ内の設定(上記2~7)の内容をプロファイルとして保存したり、保存したプロファイルを読み込んだり、保存したプロファイルを削除することができます。
開く:選択した番号のプロファイルを読み込みます。読み込み前のウインドウ内の設定内容は破棄されます。
保存:選択した番号のプロファイルにウィンドウ内の設定内容を保存します。既に保存されているプロファイルが存在する番号にはチェックマークが付き、その番号が選択された場合は上書きしてよいか確認する選択肢が表示されます。
削除:選択した番号のプロファイルを削除します。削除する前にそうしてもよいか確認する選択肢が表示されます。
終了:ツールを終了します。
- mod作成メニューはmod作成の実行指示と実行のオプションが指定できます。
実行:設定した内容でmod作成バッチを起動してボイスmodを作成します。作成処理の経過を表示するウィンドウが表示され、処理が終了すれば"閉じる"ボタンが表示されるのでそれをクリックするとそのウィンドウは閉じられます。作成処理中はウィンドウのタイトルバーに(応答なし)と表示されることがありますが、処理は問題なく続行中ですのでしばらく放置すれば表示は消えます。
バッチ更新許可:実行前にバッチプログラムの最新版がリリースされていることが検出されたとき、バッチプログラムの更新を許可するかを選択します。通常はチェックをオンにして許可してください。
詳細ログモード/デバッグモード:これらのチェックはmodを作成するバッチプログラムに不具合等が発生したとき、原因調査のための情報収集に使用します。ツールの作者からの指示があったときにチェックをオンにしてください。通常は両方ともオフにしてください。
コマンドラインをコピー:設定した内容をコマンドラインオプションとしてボイスmod作成バッチプログラムを実行したい場合は、このメニューを選択するとコマンドライン文字列がクリップボードにコピーされるので、コマンドプロンプトを開いてその文字列を貼り付けるだけでバッチプログラムを実行できます。
- ヘルプメニューは表示言語の切り替えやその他の情報が得ることができます。
言語:ウィンドウ全体の表示言語を切り替えることができます。
取扱説明書/ウェブサイト:OSで設定されている既定のブラウザアプリケーションを使用してこの取扱説明書やこのツールを配布しているウェブサイトのトップページを表示します。
バージョン情報:このツールのバージョン情報を表示します。
注意事項:
mod作成バッチプログラムおよび作成処理についての注意事項はそれぞれの取扱説明書を参照してください。
- インターネットに接続された状態でツールを起動した際に、このツールの最新版がリリースされていることが検出された場合、自動でツールが自己更新されます。
- このツールはWoWSのバージョンが更新されてもゲームのリソース構造の変更が影響しない限り問題なく継続して使用できます。ただし、mod作成バッチがWoWSのバージョンを正確に検出できるようにするために、WoWSゲームクライアントのインストール後やアップデート後には初回のゲームの起動を必ず行ってください。
- WoWSのランチャーソフトウェアやゲームクライアントが動作中にこのツールが起動された場合、警告は行いますが起動は可能です。ただし、mod作成開始時に対象となったWoWSのインストールディレクトリにあるゲームクライアントやそのランチャーが動作していればエラーとなり作成はできません。
- このツールが置かれている場所、WoWSがインストールされている場所、統合する効果音modのある場所のフルパス名に半角文字の %、!、&、^ が含まれている場合、このツールは使用できませんので適宜に該当箇所の名前を変更してください。
- ボイスmodを作成、インストールしてもゲーム内設定のボイスパックの選択肢に表示されない場合、ボイスmodマネージャを使用して問題を確認、解消してください。
- 詳細ログモード/デバッグモードでmod作成を実行した際は、(ツールをインストールしたフォルダ)\bin\batフォルダの中に、詳細ログモードでは "mod_xxx_voice_ja.log"、デバッグモードでは "debug_xxx_bat.part*.cab" というファイル(xxxはarp,hsf,azr,lghのいずれか、*は数字)が作成されます。ツールの作者から指示があった際はこれらのファイルを当ウェブサイトのメールフォームのページから作者に送信してください。
アンインストール:
- 不要となった際はアンインストーラを使用すれば削除できます。スタートメニューからアンインストーラへのショートカットを削除してしまった場合は、このツールをインストールしたフォルダにアンインストーラ unins000.exe がありますのでこれを実行してください。
- このツールおよびバッチプログラムはレジストリ等のOS管理下の情報保存領域に専用の情報を記録しません。
動作環境:
- このツールおよびバッチプログラムは Windows10 22H2 で動作を確認しています。WoWSの動作環境であればそれらも動作するように作られていますが、常に正常に動作するとは限りません。
- このツールの実行にはMicrosoft Edge WebView2 Runtime (Chromium版Edgeを利用するアプリケーション実行環境) が必要です。Edgeの最新版が利用できる環境であれば、それを別途インストールしておく必要は特にありません。WebView2 Runtime がインストールされていない場合はMicrosoftのウェブサイトから使用環境に合致するもの(通常はx64版)をダウンロードしてインストールしてください。
- このツールおよびバッチプログラムの実行においてダウンロードやzipファイル展開などの処理のためにPowerShellがインストールされていることが必要です。
- 正常に動作しなかった際は誠にお手数ですが「お使いの環境」と「どんな状況で」「何をしたら」「どうなった」といった詳しい情報を当ウェブサイトのサポート掲示板よりお送り下さると幸いです。
- Steam版、EpicGames版、MicrosoftStore版のWoWSについてもこのツールおよびバッチプログラムは使用できるよう製作されていますが、それらは作者による動作確認の対象外です。
著作権:
- このツールおよびバッチプログラムの著作権は作者 kani_cream_syumai に帰属します。
- extcmd2.cabは、GNUのWindows版であるGnuWinプロジェクトのサイトで配布されているバイナリから、バッチプログラムの実行に必要なコマンドおよびライブラリのみを選択してパッケージしたものです。これらのソフトウェアのライセンスについては該当サイトに掲載されています。
- Ionic.Zip.dllは、Microsoft Public License(Ms-PL)によって保護されています。
- XMLStarletは、MITライセンスに基づくオープンソースのフリーウェアです。
- wowsunpack.exeは、Wargaming.net社の著作物です。
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